青柳いづみこの処女小説は、40年前の「のだめ」――プロのピア ニストを志す少女・真琴が主人公。声帯を傷め、声が出なくなって しまった彼女を、祖母や村の人々は温かく迎えてくれ、田舎の生活 が真琴の心を癒していくが……。厳しい練習、父との関係、東洋の 謡と西洋音楽、近づいてくる男たち。多感で潔癖な少女のあやうい 心の揺れを、清冽かつ繊細な筆致で描いた音楽小説。
9人の日本人ピアニストとの対談をまとめた『ムジカノーヴァ』の好評連載を大幅に書きのばし、”同級生”練木繁夫氏との対談を加えたピアノ・ファン必読の一冊。同じ現場を知る者だからこそ見えてくる真実がある。青柳いづみこの演奏人生に関わってきた10人の日本人ピアニストから、インタビューと対談で本音を引き出してゆく。彼らの喜びや悩みとは何か。
ドビュッシー 想念のエクトプラズム (中公文庫)
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1990年、東京芸大で学術博士号を授与され日本で三人目のピアノ博士となった青柳は、その記念コンサートの開催と同時に初のエッセイ集をまとめ、出版しました。演奏・文筆活動25周年を機に復刻された同著は、同時期の文章や対談を加えて一段と充実した内容をともなっているだけでなく、15年前とは思えない問題提起が随所に見られ、青柳の鋭い着眼に改めて気づかされます。
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