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ドビュッシーの未完オペラ上演
台本まで手がけた作曲家の熱意を味わってほしい!
ピアニストで文筆家の青柳いづみこさんが、24日午後7時から東京・浜離宮朝日ホールで、ドビュッシーの未刊のオペラ『アッシャー家の崩壊』を自らのピアノ伴奏、コンサート形式で上演する。エドガー・アラン・ポーの同名の小説に基づくオペラは、「音楽と文学、それぞれの想像力の出会いから生まれた点が興味深く、ぜひ挑戦したかった」という。20世紀初めに音楽語法の革新を目指したドビュッシーは、異常な心理を描いた文学作品に強い興味を持ち、青年時代からゴシック・ホラーのはしりとも言えるこの短編のオペラ化に取り組んでいたと いう。「古典的な物語の枠組みを使って、近代人の苦悩を表現しよう」と、晩年に至るまで推敲を重ねたが作曲は難航、ついに完成に至らなかった。
未完の部分に補筆した約1時間の作品は、めったに演奏されること
がなく、日本での上演は今回が27年ぶり、ようやく2度めとな
る。「今年はポーの生誕200年。これを機に知られざるドビュッ
シーの一面に光を当てたい」
演奏だけでなく、文筆活動もドビュッシー研究から評伝まで幅広い
青柳さんは、近著『6本指のゴルトベルク』(岩波書店)で先日、
講談社エッセイ賞を受賞した。「音楽と文学、2つの世界を自由に
行き来するのは楽しい」
当日はドビュッシーの室内楽作品からの抜粋の他、唐時代の作曲家
カプレの室内楽作品なども演奏される。出演は森朱美、鎌田直純、
根岸一郎、和田ひでき(以上声楽)、早川りさこ(ハープ)、クァ
ルテット・エクセルシオ。問い合わせは同ホール(03−3267
−9990)
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