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◆書評、CD評
書評 『無邪気と悪魔は紙一重』(文春文庫)2010年3月刊
       /読売新聞2010年5月17日

 講談社エッセイ賞受賞など、文筆の世界でも評価の高いピアニス トが、文芸およびオペラの世界に登場する魔性の女の本性を探る。取り上げられるのは男を翻弄(ほんろう)する女たち。だがあのカルメンを「ファム・ファタル(宿命の女)」失格とダメ出しし、有島武郎『或る女』のヒロインにキャリア女性としての可能性を見いだす著者の視点が面白い。(文春文庫、600円)

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